史跡紹介

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江戸時代の上級武家屋敷~三重県・名張藤堂家邸跡~

三重県にある名張市をご存じでしょうか?三重県の西部、奈良県と接する所にあります。あまり聞いたことが無い町かもしれませんが、名張は江戸時代に津藩藤堂家最大の家臣である名張藤堂家の拠点で、名張藤堂家の屋敷(城は無い)を中心に小城下町を形成してい...
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江戸の大名屋敷は現在どうなっている?~津藩藤堂家上屋敷跡~

東京の秋葉原と言えば、多くの人が聞いたことがある地名でしょう。秋葉原駅より北、山手線より東の一帯は、江戸時代に大名屋敷が広がっていました。その中でも大きい屋敷を持っていたのは佐竹・藤堂・池田・立花・松浦・宗といった大名です(天保14(184...
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現代に残る寺内町・今井~江戸時代の町並み2~

今回は、前回に引き続き、奈良県橿原市にある今井町を紹介します。前回は今井町の歴史や防御施設(門跡・環濠)を見ました。今回は建物を中心に紹介します。今井町には多くの江戸時代の建物が残されており、復元等されたものも含めて古い町並みを作り出してい...
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現代に残る寺内町・今井~江戸時代の町並み1~

今回は奈良県橿原市にある今井町を紹介します。今井町は戦国時代に寺内町が形成されました。寺内町とは、浄土真宗の寺院を中心に、周辺に形成された町で、環濠(堀)で周囲を囲まれているといった特徴があります。今井町では現在まで道路等が当時のまま残って...
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神武天皇即位の地・橿原の古墳群~天皇陵とその周辺~

今回は奈良県橿原市にある古墳を紹介します。橿原市は奈良県中部にあり、場所が場所だけに、多数の古墳があります。橿原市には有名な橿原神宮があり、初代天皇の神武天皇と皇后の媛蹈韛五十鈴媛皇后を祭神として祀っています。そして、その周辺には天皇陵とさ...
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大仙古墳(仁徳天皇陵古墳)はどんなところ?

歴史の授業で登場する大仙古墳(大仙陵古墳とも。以下「大仙古墳」と表記。)。昔は仁徳天皇陵と言われていましたが、今は大仙古墳と呼ばれます。それは何故なのか?どのくらい大きいのか?今回は大仙古墳がどんなところなのかを紹介します。なぜ名前が変わっ...
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桑名・熱田の七里の渡しと争った四日市・熱田ルート~十里の渡し~

東海道五十三次の中で唯一の海上ルートとされる七里の渡し(熱田⇔桑名)。しかし、熱田を発着する海上ルートには「十里の渡し」というものもありました。これは熱田と四日市と結ぶルートでしたが、桑名を飛ばしたため、桑名と四日市の争いが起こります。十里...
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江戸時代の城郭~和歌山県新宮市の新宮城~

前々回・前回は三重県の最南端地域にある戦国時代の京城、豊臣時代の赤木城を紹介しました。今回紹介するのは、そこから三重・和歌山県境の熊野川を隔ててすぐの和歌山県新宮市にある新宮城です。京城で技術的には未熟な石垣や枡形が見られ、豊臣氏の技術で築...
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豊臣氏の城郭~三重県熊野市紀和町の赤木城~

前回、戦国時代の城として京城を紹介しました。石垣があるのは戦国時代の城では珍しいですが、積み方は野面積みという初期の技術でした。また、枡形も不完全なものでした。今回紹介するのは赤木城(あかぎじょう)です。赤木城は豊臣氏の勢力下で築かれ、石垣...
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戦国時代の在地の城郭~三重県紀宝町の京城~

お城と言えば、漆喰の壁や立派な石垣等の堅固で美しいものをイメージしませんか?それは日本に残る城跡ではほんの僅か、少数派です。大多数は戦国時代までに築かれた、土でできた城です。やがて江戸時代には石垣が発達し、枡形虎口と言われる堅固な出入口も設...