史跡紹介

史跡紹介

現代に残る寺内町・今井~江戸時代の町並み1~

今回は奈良県橿原市にある今井町を紹介します。今井町は戦国時代に寺内町が形成されました。寺内町とは、浄土真宗の寺院を中心に、周辺に形成された町で、環濠(堀)で周囲を囲まれているといった特徴があります。今井町では現在まで道路等が当時のまま残って...
史跡紹介

神武天皇即位の地・橿原の古墳群~天皇陵とその周辺~

今回は奈良県橿原市にある古墳を紹介します。橿原市は奈良県中部にあり、場所が場所だけに、多数の古墳があります。橿原市には有名な橿原神宮があり、初代天皇の神武天皇と皇后の媛蹈韛五十鈴媛皇后を祭神として祀っています。そして、その周辺には天皇陵とさ...
史跡紹介

大仙古墳(仁徳天皇陵古墳)はどんなところ?

歴史の授業で登場する大仙古墳(大仙陵古墳とも。以下「大仙古墳」と表記。)。昔は仁徳天皇陵と言われていましたが、今は大仙古墳と呼ばれます。それは何故なのか?どのくらい大きいのか?今回は大仙古墳がどんなところなのかを紹介します。なぜ名前が変わっ...
史跡紹介

桑名・熱田の七里の渡しと争った四日市・熱田ルート~十里の渡し~

東海道五十三次の中で唯一の海上ルートとされる七里の渡し(熱田⇔桑名)。しかし、熱田を発着する海上ルートには「十里の渡し」というものもありました。これは熱田と四日市と結ぶルートでしたが、桑名を飛ばしたため、桑名と四日市の争いが起こります。十里...
史跡紹介

江戸時代の城郭~和歌山県新宮市の新宮城~

前々回・前回は三重県の最南端地域にある戦国時代の京城、豊臣時代の赤木城を紹介しました。今回紹介するのは、そこから三重・和歌山県境の熊野川を隔ててすぐの和歌山県新宮市にある新宮城です。京城で技術的には未熟な石垣や枡形が見られ、豊臣氏の技術で築...
史跡紹介

豊臣氏の城郭~三重県熊野市紀和町の赤木城~

前回、戦国時代の城として京城を紹介しました。石垣があるのは戦国時代の城では珍しいですが、積み方は野面積みという初期の技術でした。また、枡形も不完全なものでした。今回紹介するのは赤木城(あかぎじょう)です。赤木城は豊臣氏の勢力下で築かれ、石垣...
史跡紹介

戦国時代の在地の城郭~三重県紀宝町の京城~

お城と言えば、漆喰の壁や立派な石垣等の堅固で美しいものをイメージしませんか?それは日本に残る城跡ではほんの僅か、少数派です。大多数は戦国時代までに築かれた、土でできた城です。やがて江戸時代には石垣が発達し、枡形虎口と言われる堅固な出入口も設...
史跡紹介

鎌倉・室町時代の墓地・中世墓の風景とは?~三重県菰野町の杉谷中世墓~

「中世墓(ちゅうせいぼ)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?その名のとおり、中世の墓地です。中世とは鎌倉~室町時代を中心とした時代です。中世に墓地として使用されたものの、現在は使われておらず、遺跡として残っている所があります。では、中...
史跡紹介

時宗本山・清浄光寺(遊行寺)はどんなところ?2

神奈川県藤沢市にある時宗本山の清浄光寺。前回は一遍や2代真教の説明が長くなったので、境内の紹介が少ししかできませんでした。今回はその続きです。まだまだ多くの見どころがあります。清浄光寺境内~中雀門から藤堂彦子の墓まで~前回最後に書いた宝物館...
史跡紹介

時宗本山・清浄光寺(遊行寺)はどんなところ?1

神奈川県藤沢市の清浄光寺。鎌倉時代に踊念仏で有名な一遍に始まる時宗の本山です。実は創建したのは一遍ではなく、4代目の上人の時です。そんな清浄光寺はどんな寺院なのでしょうか?今回と次回は、そんな清浄光寺の境内や文化財を紹介したいと思います。併...